Project storyProject story開発秘話

開発秘話
第一営業部
宮内 れいなReina Kunai
海外事業部
吉村 慎吾Shingo Yoshimura

先輩社員のインタビューを通じて、
私たちの仕事の面白さをお伝えしていきます。

中国語はできない、
けど担当は中国に

宮内
吉村さんは国内営業で成績トップのところから、ある日海外営業への異動の相談を受けたそうですね。
吉村
はい、そうなんです。まずは国内の営業をしっかりできるようにしたいとキャリアを積んできました。憧れていた先輩も、国内営業から海外営業への異動をして活躍していたので、私自身も、海外事業の業務にチャレンジしてみたいと思っていました。そんな折、中国をまかせたいとの上司からの打診があり、是非やってみたいと思いました。ですが、私は中国語はもちろんできませんでした。
宮内
業務では必須になる中国語に、戸惑いはなかったのですか?
吉村
もちろんありましたが、チームとして中国人のサポートスタッフもいること、これまで先輩たちが開拓してきた土壌があるという安心感がありました。

頼れる人がいない商談。
足掻く姿を見ていたのは

吉村
ある時上海の部品工場の社長と、初めてお会いして商談するチャンスがありました。当日現地スタッフと合流して同行をしていく予定でしたが、現地スタッフの移動する列車の事故があり、商談には間にあわないことになってしまいました。
宮内
では吉村さんはまさかお一人で商談に行ったのですか?
吉村
はい笑 もうそれしかありませんでした。商談先の会社の社員の方と質段と、当時はあまり性能のよくなかった翻訳機を駆使して、コミュニケーションを取りました。
その姿を見ていた現地の社長が「この人はどうにかしようとしてくれる力がある」と評価してくださり、今では中国では一番取引の多い先となりました。
吉村
切り抜ける力が、言葉の壁を超えたんですね!
宮内
今思えば無茶だと思いますが、それでも熱意と姿勢があれば、どの国でも評価をしてもらえるのだと確信しましたね。

どんな仕事でも
大切なこととは?

吉村
たまたま大ピンチをチャンスに変えることができましたが、この時に学んだのは、予期せぬことは必ず起きる、だから何かあった時に対処ができるように、あらゆる下準備を行なっておくことが大事、ということです。また、熱意以上の言葉はないということです。
宮内
たくさんの想定をしておくこと、また思いは言語以上の表現ができるということですね。
吉村
そうですね。正直この商談の時は、現地スタッフに伝えたいことを日本語で伝え、交渉もしてもらえればいい、という気持ちでいました。もし当日スタッフが無事に到着できていたら、もし交渉までしてもらっていたら、今ほどの関係が築けていたとは思えません。
宮内
チャレンジをしてみたいという熱意、きちんと前向きに向き合う気持ちがあったからこその成果ですね。今後もその姿勢を持って活躍をしていってくださいね。